コーイチは、高く飛んだ

旅先の空港にある小さなコンビニに寄った。

飛行機の中で暇潰しに読む本を探しに。

とにかく暗いドロドロのミステリーが読みたい。

しかし、そこは小さなコンビニ。確率的に難しい。

余儀なく手に取ったのは爽やかな表紙を飾る、

辻堂先生の『コーイチは、高く飛んだ』。

序盤は体操競技に取り組む少年達の情熱とか

青春とかが描かれており、やはり爽やかな印象。

登場人物が多々いるが、個性的でイメージしやすい。

個人的に体操競技に関してはあまり興味がなくて、

技の名前がブワッと書かれているページは

淡々と読み進めた。(ファンの方すみません)

体操が好きな方なら想像しながら楽しめそう。

しかし中盤より所々にアクシデントが発生。

個性的な登場人物が活きた伏線により、

物語にグイグイ引き込まれていく。

コイツならこう動きそう…とか考えて読める。

しかも序盤の爽やかさが置き去りに・・・

終盤は謎が一気に解決する!

と、みせかけて最後の最後で?!ん?!

「コーイチ〜〜〜!!」(´;ω;`)

読了後は表紙の印象が変わる。

爽やかさとは違うものを物語っている。

構成はミステリーらしさ満載の

時間軸や視点がシャッフルされており楽しい。

体操がよく判らない(私の勉強不足)と、

暗いミステリーが好きな私にとっては

心理描写が少々あっさりしてるかな〈★4〉

ただ、読む前は初見で期待してなかったが、

辻堂先生の作品、他も読んでみたくなった。

コンビニ立ち寄って、出会えて良かった作品。