山笠!〜今年は東京で

各地は豪雨で大変ですが、梅雨そのものはいつの間にか終わったようです。福岡にいた頃は、山笠が終わると梅雨明けだとよく言われました。

豪雨と沖ノ島に思いを寄せているうちに、いつしか山笠の時期になりました。今年は見るすべもないなあと思っていると、ありがたいことに福岡の知り合いの方がNHKの実況中継をDVDに撮って送ってくれました。思いもかけず、家族と一緒に東京で山笠観戦です。

山笠は昨年、ユネスコ無形文化遺産に登録されたので、今年は登録後初の山笠ということになりますね。

7月15日の4:59にスタートする追い山は、各舁き山のタイムレースですが、今年の櫛田入りは東流ながれが速かったようですね。神事がなぜタイムレースなのか不思議ですが、勝負をかける緊張感と真剣さは神への真摯な祈りとどこか通じるものがあるのかもしれないと、画面を見ながら思いました。

NHKの番組を写真に撮る訳にもいかないので、福岡で撮った山笠の風景をいくつか。最初は、昨年7月12日の追い山ならし本番前のリハーサルというかステリハ、ゲネプロといった感じですね。これは、土居流です。

次は15日の追い山当日。写真は一昨年です。早朝、開始前の櫛田神社。正道旗を中心に準備が整い、緊張感が漂います。

一番山笠今年は中洲流でしたが祝い目出度を歌い、各流が続と櫛田入りするうちに、だんだん夜が明けてきます。下の写真は一昨年の西流です。西流は、一昨年、昨年と櫛田入りで最高タイムを叩き出した強豪です。

櫛田神社を後にした舁き山は道路を走ります。昨年、私は境内でなく道路で山笠を追いました。下の写真は東長寺前の正道旗を回る東流です。神社とお寺の両方が関わっているのが神仏習合の昔を表わしていますね。

東長寺とともに正道旗が掲げられるのが承天寺じょうてんじ。ここは、鎌倉時代に山笠を始めた聖一国師が開いた寺で、門前には山笠発祥の地の碑が。やっぱり神仏習合ですね。

舁き山は走りに走り、昭和通り沿いの廻り止めへ。これも昨年の写真で、恵比寿流がゴールした瞬間です。

舁き山が動なら飾り山は静。舁き山は1トン、飾り山は2トンだそうです。下の写真は、上川端商店街の飾り山。この飾り山だけは、追い山の時にみんなが担いで八番山笠として櫛田入りするので、静と動の両方を備えていますね。

この商店街の飾り山も、山笠が終わるとあっという間に全て撤去され、日常生活に戻ります。真夏の朝の夢のごとしです。

櫛田神社の門には博多総鎮守の額があり、我を見下ろしています。疫病退治で始まった山笠ですが、これからは荒ぶる自然災害も退治してほしいものですね。

来場者数300万人、ユネスコ無形文化遺産に登録された山笠は、地域に世界にますます親しまれていくでしょう。

今日のBGM

島津亜矢帰らんちゃよか、命のバトン、心

今年の山笠のDVDを送ってくれた福岡の知り合いの方は、熊本出身の演歌歌手島津亜矢の大ファンで、その啓蒙に日努めておられます。CDを送っていただいたり、出演するTV番組を教えてもらって観たりしましたが、確かにその歌唱力は素晴らしいものです。都はるみばりのこぶしの効いた演歌、しっとりしたバラード、そして洋楽まで歌いこなす幅広さがあります。このところ紅白歌合戦に出演しているほか、7月15日のTBS音楽の日の特番でも洋楽やドリカムを披露したり、徐に世の中に浸透してきたようです。

帰らんちゃよかは紅白でも歌った熊本弁の母の歌、命のバトンはちょっとモダンなバラード、心はド演歌。このほか、洋楽では、音楽の日の特番で歌ったIwillalwaysloveyouは絶品でした。地声に力があるうえ、歌唱の基礎から細かいテクニックまでがしっかりしていて、どっしりとした安定感が聴く者を安心させるのでしょう。アイドル的な要素がないため、本当に歌の力だけでゆっくり昇りつめてきた真の実力派だと思います。

TVなどで見たら注目してみてくださいね。